MacbookProRetinaでUbuntuをデュアルブート!! ~Ubuntu On MBPR~
2013年8月2日
お久しぶりです。skydです。
Macbook Pro Retinaを買った当初、僕はMacとLinux(Ubuntu)をデュアルブートさせるつもりでした。しかし、Retinaモデルのドライバが当時リリースされておらず、この計画は諦めざるを得ませんでした。
しかし、久しぶりに調べてみると、今年の4月25日にリリースされたUbuntu 13.04は、Retinaにも対応しているようなのです。
自分も試してみたところ、見事にUbuntuを起動させることができました。Wi-Fiを始めとする機能も、ドライバをインストールすることで問題なく使用出来ます。
今回は、Macbook Pro RetinaディスプレイモデルにUbuntuをインストール、OSXとデュアルブートする方法をご紹介します!
この機会に、皆さんのMacにLinuxをインストールしてみませんか?
今回使った環境
今回、僕が使った環境は、Macbook Pro Retinaディスプレイモデル13インチです。
今回の方法はRetinaディスプレイ向けに書いていきますが、RetinaでないMacでもほとんど同じ方法でインストールが可能だと思われます。
かなり長い記事になりますが、興味のある方は是非挑戦してみてください!
あと一つ、分からない言葉が出てきたら、検索してみてください。検索出来る方向けに記事を書いていきます。
大まかな流れ
大まかな流れをここで書いておきます。
- インストールディスクの作成
- 内蔵ストレージのパーティーション作成
- rEFitのインストール
- パーティーションへのインストール
- ドライバのインストール
Step1.インストールディスク(DVD)を作成する
ここから、実際にインストールする手順をご紹介します。
まずは、インストールするDVDを作ります。空のDVDを準備してください。
こちらから、Ubuntuのインストールディスクをダウンロードします。
Ubuntu Desktop 日本語 Remixのダウンロード | Ubuntu Japanese Team
上のほうの3つ、(Ubuntuバージョン13.04)からダウンロードしてください。
Torrentでも直ダウンロードでも構いません。分からないなら「isoイメージ」のリンクをクリック、ファイルをダウンロードしましょう。
次に、ダウンロードしたiSOをDVDに焼きます。
Maconnect (LiquidCD)
このソフトを使います。他のソフトでもOKです。
上のタブバーで「その他」を選択、ディスクイメージとして、ダウンロードしたiSOイメージを選択します。
選択できたら、右上の「ディスクを作成」をクリック!オプションを設定してDVDを作成しましょう。
ディスクを使うのは少し先です。作成している間に先のステップをこなしておきましょう。
Step2.内蔵ストレージのパーティーション作成
Ubuntuをインストールするパーティーションを作成します。Ubuntuのストレージを多くすれば、Macのパーティーションが少なくなってしまいます。
自分の使い方に合った割合を考えましょう。
さて、方法ですが、ディスクユーティリティーを起動します。
画像を撮り忘れたので、USBで同じ事をやってみました。
パーティーションはデフォルトのままなら1つになっているはずです。プラスボタンを押して追加し、サイズをUbuntu用に調整、空き領域として設定します。
最後に適用し、このステップは終わります。
Step3.rEFItのインストール
MacとUbuntuをデュアルブートするには、この「rEFIt」をインストールしておいたほうが良いようなので、インストールします。
rEFIt – An EFI Boot Menu and Toolkit
「Mac disk image」形式でダウンロード、パッケージ形式なので普通にインストールしましょう。
その後、2回再起動します。起動するときに、ドライブを選ぶような画面が表示されればOKです。
Step4.パーティーションへのインストール
ここが最大の山場です。頑張りましょう。
まず、ディスクドライブに先ほど作成したDVDをセット、起動します。
「Boot Linux From CD」を選択し、CDからブートします。Ubuntuが起動するまで時間がかかりますが、待ちましょう。
起動すると、インストールする画面が出てきます。
ちょっとUSBに入れたので、若干項目が異なっています。とにかく、「それ以外」を選ぶようにしてください。
まぁ、「Macの上からインストール」とか、絶対やっちゃいけない項目だった気がするので、間違えないでしょう。
次に、インストールの細かい設定をしていきます。
空き領域として、先ほど作成したパーティーションが見えているはずです。それを選択して、画像のマウスの部分、プラスを押します。
重要なことだけ書きます。サイズは好きにしてください。ただ、そのままでいいはずです。
パーティーションの種類は、論理パーティーションをおすすめします。なぜか?調べてください。
利用方法は、ext4をおすすめしますが、基本的にどれでもいいでしょう。
そしてマウントポイント、これは「/」にしてください。これ以外にすると、インストール出来ません。
最後にOKをクリックします。
次に、その下の「ブートローダーをインストールするデバイス」についてです
これに関しては、Ubuntuをインストールするデバイスにインストールするようにしてください。
なぜか?僕が成功しているからです。
上の一覧の一番左に、この場合は「/dev/sdb5 ext4/」とありますね。そのため、ブートローダーをインストールするのは「/dev/sdb5」とします。
さいごに、インストールボタンを押します。
スワップスペースの設定をしていないため、警告が出ます。設定してもいいのですが、Macbook Pro Retinaなら最低でも8GBのメモリを搭載しています。Ubuntuを動かすだけなら十分です。作成しなくてもいいでしょう。
続けるをクリックすると、パスワードなどを設定し、インストールがはじまります。警告が出たら、OKを押せば大丈夫です!
インストールが完了し、再起動のメニューが出るまで15分程度かかった気がします。
ここまで頭を使っていると思いますので、甘いものでも食べて、まちましょう。
Step5.ドライバのインストール
さて、インストールが完了し、再起動したと思います。
起動すると、先ほどのrEFItの画面に、新しい項目が追加され、内蔵ストレージからUbuntuの起動が可能になっているはずです。
さあ、そこから起動してみましょう!
デスクトップが出てく…の前に、画像のような画面が表示されます。一番上の「Ubuntu」を選択、Enterで決定します。
すると、ついにUbuntuのデスクトップにたどり着きました、
まずは、Wi-Fiのドライバをインストールしましょう。これをしないと、Wi-Fiが使用出来ません。
と、そのためにはドライバをネットからダウンロードしないといけません。UbuntuでWi-Fiは使えません。Macbook Pro RetinaにEthernetポートはありません…
申し訳ありません。右上から再起動し、OSXを起動してください。
そして、ここをクリックしてファイルをダウンロード、Macのパーティーションの中の、わかりやすいところか、外付けのUSBに入れておいてください。
もう一度再起動してUbuntuを起動、左のDockの上のUbuntuアイコンをクリックします。
これはWIndowsでいう、「スタート」ですね。ここから、「端末」というアプリを実行します。ターミナルのことです。
そして、「sudo dpkg -i 」と入力します。そして、Enterを押さずに、Dockからファイルエクスプローラを開き、先ほどダウンロードした「.deb」ファイルを端末にドラッグします。
すると、端末にダブルクオーテーション「”」で囲まれた、debまでのパスが表示されるはずです。
ここまでできたら、Enterをおして、インストールを行います。パスワードが聞かれますので、入力してください。
余談ですが、EthernetとUSBを変換するアダプターを持っている場合は、端末で次のコマンドを入力するだけでインストール出来ます。
1 |
sudo |
1 |
apt-get update && |
1 |
sudo |
1 |
apt-get |
1 |
install |
1 |
bcmwl-kernel- |
1 |
source |
この方が楽ですので、できるならこちらをおすすめします。
と、これでインストールは完了です。お疲れ様でした。
さいごに
ここまで実際に行なってくださった皆さん、本当にお疲れ様でした。
設定で、画面の解像度を調整したり、トラックパッドの設定をしたりして、快適に使えるようにしてみてください。
UbuntuはLinuxです。脱獄関係のdebの作成などは、Ubuntuで行ったほうが楽だと思います。
なかなか難しいことだと思います。僕の文章も下手ですので、分からない所があればコメントを下さい。出来る限り、返信いたします。
以上、skydでした〜