Macのスクリーンショット保存先をテンポラリフォルダに変更するとデスクトップが散らからないぞ!
2014年2月27日
Macを使ってブログを書いていると、よくスクリーンショットを載せることはあります。
僕はデフォルトのスクリーンショットで撮影しブログに載せるのですが、デフォルトのままだと画像がデスクトップに生成されてしまい、結果としてデスクトップが散乱してしまいます。
そこで、今回はスクリーンショットをテンポラリフォルダに保存させ、再起動で消えるようにする方法をご紹介したいと思います。
Macでスクリーンショットをよく撮る方は、是非試してみてください!
やりたいこと
次のことをできるようにします。
- Macにログイン時に/tmp/ScreenShotを作成
- スクリーンショットを上のパスに保存
基本的にはこれだけです。
/tmpとは、テンポラリフォルダのことで、ここには様々なアプリの一時ファイルが置かれます。
あくまでも一時的に置くものですので、再起動することで削除されます。
そのため、通常のファイルを置くことはできないのですが、今回はこれを利用して散らからないようにします。
なお、UNIXコマンドを使ったことのある方向けに記事を書いていますので、疑問点等あればコメントください。
1.ログイン時にフォルダを作成
tmpフォルダにフォルダを作ってそこに保存したいのですが、再起動するとそのフォルダも消えてしまいます。
そこで、ログインするたびに「ScreenShot」というフォルダを作ります。
まず、適当にフォルダを作ります。そしてその中にスクリプトを書くファイルを作ります。
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mkdir ~/.myscripts touch ~/.myscripts/SS.sh chmod 755 ~/.myscripts/SS.sh open ~/.myscripts/SS.sh |
こんな感じです。
この場合、ホーム直下の「.myscripts」フォルダの中に「SS.sh」というスクリプトファイルと作っています。
そして、そのファイルの中に次のようなコードを書きます。
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#!/bin/sh mkdir /tmp/ScreenShot chmod 755 /tmp/ScreenShot chown [USER] /tmp/ScreenShot |
[USER]には自分のユーザー名を入力してください。
処理としては、フォルダを作り、パーミッションと所有者を変更しています。rootで実行されるため、所有者の変更を行わないと保存できませんでした。
あとは、
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sudo defaults write com.apple.loginwindow LoginHook /Users/[USER]/.myscripts/SS.sh |
このコマンドを実行してあげます(最後の部分にスクリプトへのパスを入力)。
こうすることでログインホックに登録され、ログイン時に実行されるようになります。
2.スクリーンショットの保存場所を変更
では、先ほど自動で作成されるようにしたフォルダにスクリーンショットを保存する設定を行います。
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defaults write com.apple.screencapture location /tmp/ScreenShot |
このコマンドです。これを実行すると/tmp/ScreenShotに保存されるようになります。
以上で完了です。
アクセスする
基本的にテンポラリフォルダは非表示になっていますので、Finderからアクセスするには少し特殊な方法が必要です。
移動→フォルダに移動をクリックします。
「/tmp」と入力して移動します。
すると、その中に「ScreenShot」というフォルダがあるはずです。
これをFinderのサイドバーに登録すればすぐにアクセスできますし、MarsEditのメディアに登録することも可能です。
さいごに
コマンドを駆使する内容ですが、いかがだったでしょうか?
簡単とは言いがたい内容ですが、設定するととても便利です。
スクリーンショットでデスクトップが散らかる方はぜひお試しください。
以上、しゅんぼーでした。